【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】球団社長「辞任」の末に…あの元監督の再登板あるかも(3/5ページ) - 産経ニュース

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記

球団社長「辞任」の末に…あの元監督の再登板あるかも

 辞任会見を行ったのに辞任の時期は12月1日付。後任の球団社長の名前は未発表…という中途半端な会見内容になった理由は、現在の阪神電鉄や球団の立ち位置に大きく関係していますね。

 さあ、そしてここからが本題です。9月19日の名古屋遠征中、福留の呼びかけで名古屋市内の和食店で選手やスタッフ8人が外食。この日は球団側が設定した外食OKの指定日でしたが、「会合は4人以内。個室に限る。同じポジションの選手は同席しない」という球団内規はモロに破る行動でした。その結果が浜地や岩貞、馬場、糸原、陽川ら選手とスタッフのしめて9人の感染者を出す最悪の結果を招いたのですが、3月に続く2度のコロナ禍を招いた責任の所在は球団トップだけではないですね。当然のことながら現場のトップ、矢野監督の責任の重さも球団トップと同じでしょう。つまり懲罰が下るなら「同罪!」なのです。

もし星野監督だったら

 ある球団関係者はこう話しました。

 「3月と9月…。いずれも選手が不用意な外出で罹患した。これは選手の自覚のなさ…なんだけど、自粛ムードや球団のルールを簡単に破る精神的な甘えはどこから来るのか。やはり監督が怖くないからだろう。もし、これが星野仙一監督だったならば、選手はそう簡単には外出できないし、しないはずだ。矢野監督だから選手の気持ちもユルユルなんだよ」

 つまり、矢野監督の選手の自主性を重んじた管理術や采配が、選手間に甘えを生み出し、結果的にコロナ禍となった…という指摘ですね。矢野監督がなぜ、選手の自主性を重んじるかは先週のコラムで書きました。前任の金本前監督が選手を厳しく管理し、強い指導体制を敷いたことで、選手が萎縮してしまった。そのことを当時、2軍監督として目の当たりにした矢野監督は選手の萎縮した気持ちを「解放」するために、自主性重視にハンドルを切った-という見方を書きました。