【編集者のおすすめ】『「反日」異常事態』シンシアリー著 - 産経ニュース

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『「反日」異常事態』シンシアリー著

 ■韓国という「船」が進むため

 「検査キットがほしければ、日本はまず、『日本人でごめんなさい』と言うべきだ」-。コロナ禍の真っただ中、日本側の「(そもそもそんな話は出ていないが)もし韓国が日本に検査キットを支援するなら、まずは日本国内での性能評価が必要だ」という発言に対し、韓国のニュース専門チャンネルで流れた報道は、長きにわたり韓国関連のブログを書いてきた著者をも震撼(しんかん)させました-「明らかに異常としか思えない」と。

 この一言が、本書のタイトルの『「反日」異常事態』の出発点でした。

 本書は、大きく2つの内容からなります。前半は、韓国の新型コロナ防疫下における「反日」について。その根幹はこれまでと同じですが、その実態は、常軌を逸した「反日祭り」の様相を呈しています。後半は、韓国と中国の類似性、韓国が夢見るポストコロナと北朝鮮問題。著者は、これらの事案はバラバラのものではなく、一つの方向性を示していると述べます。韓国という「船」が進むためには、「反日」という風が吹かなければならないと。

 先に韓国で行われた総選挙では、与党の公式選挙ポスターに東条英機と安倍晋三前総理が悪として描かれ、大統領府の国民請願ページの「日本への支援に反対します」には2日で10万人もの同意が書き込まれる…など、多くの読者の方々に、「いったい、どれだけ日本が憎いのか」という思いを強く抱かせるにちがいありません。(扶桑社新書・880円+税)

 扶桑社 出版局 書籍・ムック第2編集部編集長 山口洋子