飢餓撲滅に平和不可欠 WFPトップ、授賞決定で

 世界食糧計画(WFP、本部ローマ)のデービッド・ビーズリー事務局長は9日、ノーベル平和賞授与決定を受けて声明を出し、「平和が実現しなければ、われわれは飢餓撲滅という目標を達成することができない」と強調、6億9000万人に上るとされる食料不安や紛争に苦しむ人々に光を当てる授与だと評価した。

 ビーズリー氏は声明で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が各国の地域社会や経済に甚大な打撃を与えていると指摘。さらに多くの人々が「飢餓の瀬戸際」に立たされつつあると訴えた。

 WFPへのノーベル平和賞授与は、紛争の破滅的な結果に光を当てるとともに「前線に身を置き、食料支援を行うWFP職員の仕事を正当に評価するものだ」と説明。各国政府や非政府組織(NGO)の協力がなければ、いかなる支援もできないとして関係機関に謝意を示した。(共同)

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