階衆院議員に賠償求め提訴 立民岩手県連

 立憲民主党の階(しな)猛(たけし)衆院議員(岩手1区)が旧国民民主党から離党する直前の昨年、旧国民岩手県連の資金を自身が代表の政治塾に移し損害を与えたとして、県連から債権譲渡を受けた合流新党の立民岩手県連(代表・小沢一郎衆院議員)が、階氏に3300万円の損害賠償を求めて盛岡地裁に訴えを起こしたことが9日、関係者への取材で分かった。

 階氏は昨年5月、参院選岩手選挙区の野党統一候補選定などをめぐり、小沢氏が率いた旧自由党との合流に反発、旧国民を離党した。

 関係者によると、原告側は昨年2月、県連の口座から階氏の総支部に4千万円の送金があったと指摘。階氏は資金管理団体を通じて1千万円を県連に戻したが、同5月に3千万円を「県連からの寄付」として政治塾に移したとし「離党直前の資金流出は権限の乱用」と訴えている。

 階氏は取材に「寄付は県連常任幹事会の全会一致決議に基づく」と適法性を主張。小沢氏が和解案に応じなかったとし「このような展開になり極めて残念」と文書で回答した。