【池袋暴走母子死亡事故 初公判詳報】(1)車いすで背中を丸め…89歳、飯塚被告「アクセル踏み続けた記憶ない」(2/2ページ) - 産経ニュース

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池袋暴走母子死亡事故 初公判詳報

(1)車いすで背中を丸め…89歳、飯塚被告「アクセル踏み続けた記憶ない」

 《うなづきながら聞く飯塚被告。その様子を、検察側の席に着いていた拓也さんがじっと見つめていた》

 裁判長「それでは、被告人は証言台の前に戻ってください」

 《男性が車いすを押す》

 裁判長「起訴状に間違っているところはありますか」

 《男性がしゃがんだ。飯塚被告の体を支えているようだ。飯塚被告が車いすから立ち上がり、発言する》

 飯塚被告「はじめに、今回の事故により奥さまとお嬢さまを亡くされた松永さまとご親族さまに心からおわび申し上げます。最愛の2人を亡くされた悲しみとご心痛を思うと言葉がございません。深くおわび申し上げます」

 《飯塚被告は数秒間、拓也さんの方へ頭を下げた》

 飯塚被告「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶しており、車に何らかの異常が起きたと思います。ただ、暴走を止められなかったことが悔やまれ、大変申し訳ありません」

 《起訴内容を否認した飯塚被告。続けて弁護人が意見を述べる》

 弁護人「アクセルペダルを踏み続けたことはなく、車の制御システムに何らかの突発的な異常が生じた可能性がある。従って飯塚さんに過失運転致死傷罪は成立しません」

 《弁護人も乗用車の異常を訴えた。今後、乗用車の状態などについて審理が進むとみられる。飯塚被告は静かに証言台を離れた》