コロナで緊急事態のロッテに力なく 2軍選手昇格も機能せず

【プロ野球ロッテ対オリックス】打線がふるわず、暗い表情の安田尚憲(左)らベンチのロッテナイン=ZOZOマリンスタジアム(今野顕撮影)
【プロ野球ロッテ対オリックス】打線がふるわず、暗い表情の安田尚憲(左)らベンチのロッテナイン=ZOZOマリンスタジアム(今野顕撮影)

 ロッテは6日、オリックスに0-3で完敗した。

 ロッテ打線はオリックスのエース、山本に手も足も出なかった。4日の西武戦で先発した荻野、菅野、藤岡ら主力を含む選手の新型コロナウイルス感染が判明し戦線離脱。2軍の選手を昇格させて臨んだ。緊急事態に井口監督は「試合は全然難しくない。しっかり入れたと思う。相手の投手が…」と敵を褒めた。

 指揮官は試合前、「現状いる選手でやらなければいけない。若い選手はチャンス」と語っていた。先発には2軍から引き上げたともに22歳の高部、茶谷を組み込んだ。福田光も試合途中で打席に送った。3人は無安打に終わった。監督の期待には応えられなかった。

 ソフトバンクと優勝を争う中で苦境に立った。乗り越えなければ歓喜はない。プロ初先発の高部は「今日の結果をしっかりと受け止めて、次は打てるようにしたい」と前を向いた。チームの地力が問われている。(浜田慎太郎)

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