学術会議の会員手当約4500万円 加藤官房長官が人件費示す

会談に臨む加藤勝信官房長官=6日午前、首相官邸(春名中撮影)
会談に臨む加藤勝信官房長官=6日午前、首相官邸(春名中撮影)

 加藤勝信官房長官は6日の記者会見で、毎年約10億円が計上されている日本学術会議の予算のうち、人件費として支払われた金額を示した。加藤氏は令和元年度決算ベースと断った上で、会員手当として総額約4500万円、同会議の事務局の常勤職員50人に、人件費として約3億9千万円支払ったと説明した。「それ以外に旅費などが乗ってくる」とも述べた。

 一方、政府は同日、同会議の会員人事をめぐり、推薦通り任命する義務は首相にないとする内閣府見解をまとめた平成30年作成の文書を明らかにした。

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