原発処理水の処分「農林漁業者の復興努力妨げない」 野上農水相

官邸入りする野上浩太郎農水相=6日午前、首相官邸(春名中撮影)
官邸入りする野上浩太郎農水相=6日午前、首相官邸(春名中撮影)

 野上浩太郎農林水産相は6日午前の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所で増え続ける処理水の処分をめぐり、「農水省としては、復興に向けた農林漁業者の努力を妨げないことを最優先に、処分方法や風評被害対策を検討していくべきと考えており、その旨を経済産業省に伝えていきたい」と述べた。

 処理水の処分方針決定に向けて政府が関係者から意見を聴取する第7回会合は今月8日に開催予定で、全国漁業協同組合連合会(全漁連)などが出席する。

 処理水の扱いをめぐっては、政府の小委員会が今年2月、海洋放出処分の利点を強調する報告書をまとめた。これに対し、全漁連は6月の通常総会で「海洋放出に断固反対する」とする特別決議を採択。海洋放出について「全国の漁業者が進めてきたわが国水産物の信頼回復に向けたこれまでの努力を水泡に帰すのみならず、わが国漁業の将来にとって壊滅的な影響を与えかねない」としている。

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