交際相手宅放火を否認 28歳男「やっていない」 名古屋地裁岡崎支部

 交際していた20代女性の自宅にガソリンをまいて火を付け、女性と家族計5人を殺害しようとしたとして、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた伴翔太被告(28)の裁判員裁判初公判が5日、名古屋地裁岡崎支部(石井寛裁判長)で開かれ、伴被告は「やっていないので何も言うことはありません」と述べ、起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で「火災発生時に消防隊が女性宅の玄関付近で、被告が友人から借りた携行缶を発見した」と指摘。弁護側は、被告の左足首のみにやけどがあったとし「ガソリンに火をつけた本人なら、もっと大きなやけどをしているはずだ」と反論した。

 起訴状によると、平成30年12月25日未明、女性ら5人が住んでいた愛知県岡崎市の住宅に侵入、女性らを殺害しようとして玄関付近にガソリンをまいて放火し全焼させたとしている。女性の母親が全治16日間の気道熱傷を負った。被告は当時、女性から別れ話を持ち掛けられていた。