五條市の山間地域でハレの日の食事として親しまれてきたさんま寿司(ずし)をアレンジした古くて新しい新商品「黒さんま」と「白さんま」が1日、同市大塔町阪本の道の駅「吉野路大塔」で発売された。
通常のさんま寿司は、さんまがご飯の上に乗っているが、新商品はごはんの中にサンドされている。
黒さんまはかば焼きのさんま寿司を焼きのりで、白さんまはレモン風味の酢でしめたさんま寿司をおぼろ昆布で巻いている。
同道の駅などを運営する一般財団法人・大塔ふる里センターが出資して今年4月に設立された五條市地域商社株式会社が、同市に本店がある柿の葉ずしヤマトと協力して開発した。
同センター事務局長の堀内裕さんは「こってり味の黒とあっさり味の白の違いを楽しんでほしい。柿の葉寿司に次ぐ五條の名産品にしたい」と話している。
柿の葉ずしヤマトでも販売。黒、白とも1404円(500グラム、6切れ)。