【都構想いろはQ&A】(16)一度否決されたのになぜ? - 産経ニュース

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都構想いろはQ&A

(16)一度否決されたのになぜ?

 --大阪都構想の住民投票は一度否決された。なぜもう一度やるの?

 「前回は平成27年5月17日に行われ、反対が70万5585票、賛成が69万4844票となり否決された。都構想の旗振り役だった橋下徹市長は政界を引退。だが、対案だった『大阪戦略調整会議』が空転して機能しなかったことから、松井一郎市長と吉村洋文知事は再び都構想実現を公約に掲げ、27年11月のダブル選で反対派に圧勝した。その後、公明党と住民投票の実施時期をめぐり交渉が決裂したが、昨春両氏は再びダブル選に打って出て、府議市議選とともに大勝。公明が都構想賛成にかじを切った。選挙で得た民意から、2度目の住民投票に進んだといえる」

 --前回と今回では、違いがあるの?

 「今回も大阪市を廃止して、特別区に再編することや、大阪府は広域行政を担い、特別区は住民に身近なサービスを担うこと、といった都構想の根本的な制度設計は変わらないが、具体的な中身では異なる部分がある」

 --具体的にはどこが異なる?

 「最も大きなところは特別区の区割りだ。前回は5つだったが、今回は4つ。新たな区名も定められた。このほか、今回は特別区設置の初期費用を抑えようと、当面新庁舎は建設しないことに。現在の『区役所』の名称はそのまま使用することや、4特別区すべてに児童相談所を設置することなども盛り込まれた」

 --今回否決されたら3度目はあるの?

 「松井、吉村両氏は今回が自身の最後の挑戦になると明言している。松井氏は『これまで都構想は大阪のありとあらゆる選挙の争点になっている。これで最後。だめなら民意として受け止める』と断言している」