学術会議、要望書を決定 首相に6人任命と説明求める

東京都内で開かれた日本学術会議の幹事会。新会員候補人事問題で、菅首相に対し6人の任命と説明を求める要望書を決定した。左端は梶田隆章会長=3日午後
東京都内で開かれた日本学術会議の幹事会。新会員候補人事問題で、菅首相に対し6人の任命と説明を求める要望書を決定した。左端は梶田隆章会長=3日午後

 日本学術会議(梶田隆章会長)は3日、新会員候補6人の任命を見送った菅義偉首相に対し、理由の説明と6人の任命を求める要望書を幹事会で決定し、内閣府に送付した。梶田氏は幹事会後、記者団に「質問して、しっかり理由を理解したい」と述べた。

 要望書は、学術会議が推薦した会員候補者が任命されない理由の説明と、任命されていない人の速やかな任命を求めている。

 2日午前の総会で梶田氏が提案し、大枠で合意が得られたが、文言の修正などの議論が続いていた。

 学術会議は8月31日に新会員候補105人を推薦。首相は安全保障関連法などに反対した法学者ら6人の任命を見送り、99人が10月1日に任命された。

 加藤勝信官房長官は2日の記者会見で、改めて6人を任命する考えはないと述べていた。