熊本県内の私立高校で、男子生徒が別の生徒に繰り返し殴られる動画がインターネット上で拡散している。学校側は生徒間で暴行があったことを認め、生徒らからの聞き取りなどでいじめの有無を調査する方針。暴行を受けた生徒は「けがはしていない」と説明し、登校を続けているという。
会員制交流サイト(SNS)上で公開された約20秒の動画では、教室で男子生徒が10回以上殴られ続ける姿が写っていた。暴行を受ける直前とみられる別の動画では、殴られていた生徒が別の生徒を蹴ったり、ベルト状のものでたたいたりする様子も写っていた。
学校によると、写っていたのは同じクラスの生徒で、8月31日のホームルーム中に撮影された。当時、担任や教諭は不在だった。
学校側は暴行を把握しておらず、9月24日に「(暴行の)動画に対処した方が良い」との通報が外部から寄せられた。