香港立法会 民主派議員2人が辞職へ 15人は世論調査で判断 選挙延期に抗議

香港の九竜地区で立法会選の早期実施を要求する民主活動家ら=6日(藤本欣也撮影)
香港の九竜地区で立法会選の早期実施を要求する民主活動家ら=6日(藤本欣也撮影)

【香港=藤本欣也】香港立法会(議会)で民主派の議員2人が28日、立法会選の1年延期に抗議するため、議員の職務を継続せず30日で辞職すると発表した。また、他の民主派議員15人も、29日に公表予定の世論調査の結果に従い、辞職か留任かを決定する。

立法会(定数70)で24議席を占める民主派は、重要法案を否決するのに必要な3分の1の議席を保持してきたが、少なくとも17人が辞職する可能性がある。

4年に1度の立法会選は本来、9月6日に予定されていた。しかし親中派(41議席)の選挙情勢が振るわない中、林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は7月末、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に、立法会選の1年延期を決定。今月30日までだった現議員の任期も延長されることになった。

民主派はこれに対し、急進的な議員らが「民意を無視した選挙の延期に抗議するため、立法会への参加を拒否すべきだ」と主張。一方で「大量辞職すれば政府や親中派の思うつぼ」と留任を求める議員もいて、意見がまとまらなかった。

このため、辞職か留任のどちらを支持するかを問うアンケートを民間機関に委託して行い、15議員がその結果に従うことになった。

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