関電に尾を引く金品問題 追加調査、元役員への提訴判断先送り 原発再稼働にも暗雲

 頼みの原発事業でも金品問題の余波が続く。老朽原発3基の再稼働を来年1月以降に控えているが、福井県の杉本達治知事は9月の記者会見で「地域で信頼が高まっている状況にはない」と強調。再稼働に必要な地元同意のスケジュールは「白紙の状況」と厳しい姿勢を貫く。

 関電の森本孝社長は28日「各戸訪問するなど丁寧に説明し、信頼を得られるよう努力していく」と述べるのが精いっぱいだった。

 また、「年内を念頭」とする使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外候補地選定も控える。選定時期をめぐっては迷走が続いており、今年は正念場となる。森本社長は同日「全力を挙げて取り組んでいる」と述べるにとどめた。(岡本祐大、藤谷茂樹)

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