【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】またも感染者、新型コロナウイルスが突いた阪神の「急所」(1/6ページ) - 産経ニュース

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記

またも感染者、新型コロナウイルスが突いた阪神の「急所」

投球する阪神の浜地真澄。大量感染判明の発端となった=ナゴヤドーム(撮影・水島啓輔)
投球する阪神の浜地真澄。大量感染判明の発端となった=ナゴヤドーム(撮影・水島啓輔)

 組織崩壊のコロナ地獄は矢野燿大監督(51)の思考にどんな影響を与えますか-。阪神は25日、糸原健斗内野手(27)、岩貞祐太投手(29)ら計7人の新型コロナウイルス感染を発表。福留孝介外野手(43)ら6人を合わせ、10選手を登録抹消しました。名古屋遠征中の19日に福留、糸原ら8人が飲食店を貸し切り、会食していたことも判明。「会食は2時間程度、4人まで」という球団内規に違反する行為で、谷本修副社長兼球団本部長は「非常にゆゆしき事態」と陳謝しました。選手の自覚を重んじる指揮官の管理術を裏切る選手たちの自覚のなさ。さらに重大事態なのに球団トップの揚塩健治球団社長はコメントすら発表しない異例の対応…。組織の体をなしていない虎の実態は指揮官の心をむしばむかもしれません。

大量7人の感染判明

 長く阪神を取材していると少々のことでは驚かなくなります。過去にも腰を抜かしそうなほど衝撃的な事件や事故、人間関係の渦を何度も見てきました。しかし、今回のコロナ7人感染という事実を知ったとき、正直な気持ちは「またしても阪神か」という思いと「やっぱり阪神や」という思いにとらわれました。驚きというより、あきれる…思いでしょうか。そして、さまざまな情報に接しても、なお「真相はもっと深く、何かが隠されているのでは…」と長く虎番をやっていた者の嗅覚が脳みそを刺激します。