関電金品問題1年(3) 不祥事の「デパート」 75人に3・6億円 元助役への便宜供与、取締役への報酬補填も 

関電金品問題1年(3) 不祥事の「デパート」 75人に3・6億円 元助役への便宜供与、取締役への報酬補填も 
関電金品問題1年(3) 不祥事の「デパート」 75人に3・6億円 元助役への便宜供与、取締役への報酬補填も 
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 問題は福井県高浜町の建設会社が、平成30年に国税当局の税務調査を受けたのを機に発覚した。関電は一部報道を受けて昨年9月27日に記者会見。だが説明不足との批判を浴び、短期間に何度も会見を行った。会見後に新たな事実が露呈する事態もあった。

 関電が設置した第三者委員会は今年3月、森山栄治氏から、役員ら75人が総額3億6千万円相当の金品を受領したと認定。品目には現金や商品券、米ドルや金杯などが並び、「お菓子の下から金貨が出てきた」など生々しいやり取りも明らかにされた。

 第三者委は、関電が森山氏の要求に応じて工事を発注した事例があり、関電からの便宜供与があったとも指摘。これとは別に、東日本大震災後の経営不振で削減された役員報酬の一部がひそかに補(ほ)填(てん)されていたことも明らかになった。第三者委の但木敬一委員長は「ユーザー目線が全くない」と関電の企業風土を批判した。

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