身近な別世界 梅田でMINIATURE LIFE展2

身近な別世界 梅田でMINIATURE LIFE展2
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 ごはんが大空に浮かぶ雲になったり、クリップが待合室のいすになったり-。ユニークな発想で日用品を建物や乗り物など別のものに見立てて表現する「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」が、大阪市北区の大丸梅田店15階の大丸ミュージアム「梅田」で開かれている。10月5日まで。

 田中さんは、ミニチュアの人形と日用品などを組み合わせて生活空間などに見立てた光景を創り出す「ミニチュア写真家・見立て作家」。平成29年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニング映像で知られる。その不思議なアート作品は23年からインターネット上で発表され、国内外から人気を集めている。

 今回展示されているのは思わずクスッと笑ってしまうような作品ばかり。キャベツを気球に、皿洗い用スポンジを大海原に見立てるなどした約120点の写真のほか、実物のミニチュア作品約50点が並べられ、作品とリンクしたフォトスポットも設けられている。

 中でも目を引くのが、積み重ねた回転ずしの皿を都会の高層ビルに見立て、その周りを列車が走る「SLスシ・ロコモーティブ」。よく見ると、列車はウニやイクラを積んだ細巻きずしで、随所にいろんなアイデアが盛り込まれている。

 午前10時~午後8時(最終日は午後6時まで)。入場料は一般・大学生800円、中高生600円、小学生400円。問い合わせは大丸梅田店(06・6343・1231)。

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