【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】「善戦」のフレーズには飽き飽き、首脳は現状見極めを(1/5ページ) - 産経ニュース

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記

「善戦」のフレーズには飽き飽き、首脳は現状見極めを

巨人戦で本塁打を放ったボーアを迎える矢野監督=東京ドーム(撮影・宮沢宗士郎)
巨人戦で本塁打を放ったボーアを迎える矢野監督=東京ドーム(撮影・宮沢宗士郎)

 阪神・矢野燿大(あきひろ)監督(51)の未来は「希望」なのか「絶望」なのか-。残り約40試合の戦いぶりを阪急阪神ホールディングス(HD)および球団首脳は徹底分析しなければなりません。阪神は75試合消化時点で37勝34敗4分けの貯金3で首位・巨人に10・5ゲーム差の2位です。巨人に4勝12敗と大敗を喫する一方で、他の4球団には全て勝ち越し。監督就任2年目の矢野采配については「及第点」という評価と「価値のない2位」という意見で割れています。来季は3年契約の最終年ですが、どうすれば「希望に満ちた未来」になるのか…。フリーエージェント(FA)左腕・大野雄大投手(31)=中日=の獲得調査だけで光明を見いだせますか-。

次の対決まで粘れるか

 成績表を見つめながら、首をかしげています。ここまで極端な数字はあまり見たことがないからです。75試合消化時点で貯金3。普通に考えれば勝率5割以上をマークしているわけで、そうそうイチャモンを付けたくない成績です。しかし、中身を見ればどうでしょう。

 対巨人は4勝12敗。巨人の本拠地で開幕から8連敗はなんと57年ぶりの屈辱でした。3連戦の3試合目だった17日の巨人戦(東京ドーム)には11対0とこれまでの鬱憤を晴らすような快勝を飾りましたが、逆転優勝を目指すためには3連勝が絶対的に必要だった3連戦(15~17日)は1勝2敗の負け越し。自力優勝の可能性も消滅してしまいました。

 首位・巨人は74試合消化時点で47勝23敗4分けの貯金24。阪神だけではなくヤクルトにも11勝4敗1分けと大きく勝ち越すなど全球団に勝ち越しています。ゼネラルマネジャー(GM)監督の原采配がさえ渡っていますね。