和歌山・友ケ島の漂着ごみを本格調査、地元の子供協力

和歌山・友ケ島の漂着ごみを本格調査、地元の子供協力
和歌山・友ケ島の漂着ごみを本格調査、地元の子供協力
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 和歌山市沖の友ケ島に大量のプラスチックごみなどが漂着している問題で、大阪府立大学の千葉知世准教授(地球環境学)らが今月から現地で、流出経路を突き止める本格的な調査を始めた。調査は今後も定期的に実施し、地元の子供たちも協力。千葉准教授は「問題意識を地元で共有し、課題解決につなげたい」としている。

 千葉准教授は昨年11月、友ケ島の事前調査で大量の漂着ごみを確認しており、漂着ごみの種類や流出経路を調べるため、有識者らで一般社団法人「加太・友ヶ島環境戦略研究会」を立ち上げた。

 本格的な調査の第1回目は今月15、16日に実施。15日は千葉准教授らが海岸の2カ所で漂着ごみを収集。市立松江小学校児童らも参加して収集を手伝い、集めたごみは、調査に協力する地元の市立加太中学校に運ばれた。16日には、研究会メンバーや地元の市立加太小学校の児童らが、ペットボトルや洗剤容器、発泡スチロール、漁業用ブイなどの漂着ごみを分別する作業も体験した。

 16日の作業は加太中の生徒らも見学。研究会メンバーで徳島大学環境防災研究センターの中西敬客員教授が「海中で分解されず微小な粒子になった、目に見えないごみのことも考えてほしい」と説明すると、生徒らは熱心に聞き入った。

 加太中3年の島本楓さんは「夏休みに友ケ島の清掃ボランティアに参加したときも、ごみの多さにショックを受けた。調査が地域の美しい海の保全につながれば」と期待を寄せた。

 千葉准教授は「継続的な調査で流出元が特定できれば。地元の子供たちにも実態を知ってもらい、問題解決の糸口を探っていきたい」と話している。