昨年6月にチャンネルを開設。自身のぼっち生活をありのままに話す動画をアップすると、思いのほか反響があった。「ぼっちを悪く考えず自分らしく生活しているの、かっこいいな」。コメント欄はそんな応援や共感の声で埋まった。
「ぼっち大学生の一日」シリーズでは、遅刻した登校中の様子や学内の空きルームでインスタントラーメンをほおばる姿など気ままに過ごす日常の光景が人気となっている。
今年6月にはエッセー「ひとりの時間が僕を救う」を出版。一時はアマゾンの売れ筋ランキングで1位になるほどだった。
独りぼっちは80点
「人に合わせながら過ごす人も多いなかで、僕は新鮮にうつるのかもしれません」。共感や支持を得ている理由をたずねると、パーカーさんは静かにそう答えた。同時に「ただ、ずっと1人でいるからこそ、人と会う時間をより楽しめるんです」とも。
パーカーさんの場合、人とのつながりが多すぎると、自分を見失ってしまう。だが「本当の独りぼっち」は80点の人生だという。
残りの20点は、大切な人との時間によりもたらされる。「ぼっちになることでそのことに気付けました」