介護の祖母殺害、4年求刑 22歳女、神戸地裁

 神戸市須磨区の自宅で昨年10月、介護中に高齢の祖母を殺害したとして、殺人罪に問われた元幼稚園教諭、松原朱音被告(22)の裁判員裁判が15日、神戸地裁(飯島健太郎裁判長)で開かれ、検察側は懲役4年を求刑した。判決は18日。

 松原被告は起訴内容を認めている。弁護側は弁論で、祖母に「あんたがおるから生きていても楽しくない」と言われ、睡眠不足や適応障害の影響で殺害を思いとどまれなかったと主張。心神耗弱状態だったとして執行猶予付きの判決を求めた。

 検察側は論告で「祖母の体をぬれタオルで拭いていた際、祖母の発言に怒りを覚えて短絡的に犯行に及んだ」と指摘。自首しており、合理的に行動できていたと述べた。

 起訴状によると、松原被告は昨年10月8日、自宅で同居する祖母、愛子さん=当時(90)=に対し、タオルで鼻を覆ったり口に詰め込んだりした上、鼻や口の近くを両手で押さえて窒息死させたとしている。