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大学入試、総合型選抜の出願受付が15日開始

 来年度入学の大学入試で書類や面接などで選考する「総合型選抜(旧AO入試)」の出願受付が15日、各大学で始まる。総合型選抜は、11月に出願が始まる学校推薦型選抜(旧推薦入試)とともに今回から導入され、従来方式に比べて知識や技能、思考力・判断力・表現力などが問われる。新型コロナウイルス感染拡大による受験生への影響が懸念される中、長い入試シーズンの幕が開いた。

 総合型選抜では、大学や学部が求める学生像に合致した受験生を選考。従来よりも学習意欲や目的意識の高さなどが重視され、出願条件や評価のポイントもより多様化する。書類や面接のほか、小論文や大学入学共通テストを含む科目試験、プレゼンテーション、実技などの方法で多面的・総合的に評価する。入試日程は大学によって異なる。

 文部科学省によると、旧AO入試による入学者数は国公私立ともに年々増加しており、昨年度入学分では入学者全体の約1割となる約6万1千人に上った。AO入試を導入した大学も全体の76・7%に達した。

 総合型選抜の出願は当初、9月1日開始予定だったが、日程を繰り下げた。

新型コロナ影響で受験生救済の取り組み

 総合型選抜では、大学・学部によって出願の基準や条件が定められ、高校生の部活動での活動実績や資格取得の状況なども選考の対象となるケースが多い。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で全国大会や資格検定試験が軒並み中止となり、基準をクリアできない受験生の増加も予想され、各大学は受験生の救済に取り組んでいる。

 「本来は能力がある高校生の入学が難しくなれば、それは生徒にも大学にも不利益となる」

 日本体育大学が体育学部などで実施している競技実績型入試では例年、個人・団体競技で全国大会か全国ランキングで8位以内という高い出願基準を設定している。それだけに全国高等学校総合体育大会(インターハイ)などの主要大会が中止となった今年度について、担当者は基準緩和はやむなしとの見方を示した。

 代わりに設定した条件では「将来構想書」と題する2本のレポート提出を求める。一つは本来予定されていた大会などで出せたであろう成績を根拠とともに記載。もう一つは入学後4年間の目標を具体的な取り組みとともに記すという。