「コロナ対策で税金変わる」 詐欺未遂容疑で男逮捕 群馬

 群馬県警高崎署は14日、新型コロナウイルスに便乗して税務署職員を名乗り、独居高齢者から現金などをだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで、同県高崎市のアルバイトの男(20)を逮捕した。男は犯行当時、19歳の少年だった。容疑を認め、「生活費に困っていた」と動機を供述している。

 逮捕容疑は8月3日午後3時過ぎ、高崎市の無職の男性(81)方に税務署職員を名乗って訪ね、「コロナ対策で税金が変わる」「自宅の現金と通帳を見せてほしい」などと嘘を言い、現金などをだまし取ろうとしたとしている。

 男性は1人暮らし。男は嘘を見破られて立ち去ったが、男性が被害を届け出て、防犯カメラなどの確認から逮捕に至った。男は余罪をほのめかしており、同署が裏付けを急いでいる。

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