志望校選び不安にさせない 高校受験、オンラインで説明会も (1/2ページ) - 産経ニュース

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志望校選び不安にさせない 高校受験、オンラインで説明会も 

新型コロナウイルス禍の影響で初めて開かれた大阪のオンライン高校説明会=8月30日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)
新型コロナウイルス禍の影響で初めて開かれた大阪のオンライン高校説明会=8月30日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、受験生向けの大規模な高校進学説明会が中止となるなど、各地で受験戦線に影響が出ている。例年は夏に学校見学を通じて進路を絞り込む生徒が多く、志望校選びは待ったなしの状況。説明会をオンラインによる開催に切り替えたり、時期をずらして開いたりと工夫されているが、保護者や学校関係者らは「子供たちに不利な状況にならないようにしたい」とやきもきしている。(木ノ下めぐみ)

「進路情報提供したい」

 「子供たちが進むべき道を自分で選び、未来を切り開くため、必要な情報をできる限り提供したい」

 8月30日に大阪市港区や浪速区など6区のPTA協議会が合同で初開催したオンライン高校説明会。宮本隆司・港区PTA協議会会長が参加者に動画配信で呼び掛けた。

 例年は区ごとに地域の高校が一堂に会する説明会を企画するが今年は困難に。毎年の夏休みに大阪府教育庁が開催し、昨年度は約3万人が訪れた公立高進学フェアの中止も追い打ちをかけた。「志望校が定まらない子が多いこの時期、複数校の情報を一度に得られる説明会は意義深い」と宮本会長。「中止ではなく、集まらなくてもできることを保護者として実施したい」と企画の意図を打ち明けた。

 事前申し込みには約700人が登録。府内の公立高、私立高計44校が参加し、学校紹介動画の配信や、希望者と各校をテレビ電話でつなぐ個別相談を行った。志望校が絞り込めていない長女に代わり動画を見ていた大阪市福島区の高原朝子さん(41)は「コロナで学校見学もしづらく、どうなるか不安だったが、初めて知れた学校もあり、選択肢が広がった」と安心した様子で話した。