サケ刺し網、漁師敗訴確定 最高裁

 最高裁第3小法廷(戸倉三郎裁判長)は、岩手県がサケの固定式刺し網漁を許可しなかったのは違法だとして同県の漁師が処分の取り消しを求めた訴訟で、漁師側の上告を退ける決定をした。1日付。請求を棄却した1、2審判決が確定した。

 固定式刺し網漁は主に小型漁船で行われ、魚の大きさに合わせた網を海中に設置し、絡まったものを捕獲する漁法。サケの回遊ルートを狙って設置すれば大量に捕獲できて効率が高いとされ、岩手県はサケ保護のため禁止している。

 安定的な漁獲を求めて漁師100人が提訴したが、一審盛岡地裁は平成30年「水産資源保護上、必要性が認められる」と請求を棄却し、今年2月の二審仙台高裁判決もこれを支持した。