台湾、旅券デザイン変更 「中国人」誤解回避目的

2021年に発行される台湾のパスポート
2021年に発行される台湾のパスポート

 【台北=矢板明夫】台湾の外交部(外務省に相当)は2日、来年1月に発行する旅券(パスポート)の新デザインを発表した。憲法で定められた公称の「中華民国」の英語訳「REPUBLIC OF CHINA」の表記が小さくなり、「TAIWAN」の文字が大きくなったことが特徴。外交部はデザイン変更について「旅券所有者が中国人と誤解されることを避けるため」と説明している。

 中国・武漢発の新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、旅券の「CHINA」の記載を理由に台湾人が欧米などで不利益を被るケースがあったとされ、世論調査では7割以上がデザインの修正を支持。7月に立法院(国会)で関連決議が可決されていた。

 今後、中国政府が「台湾独立に向けた具体的な動き」として反発する可能性もある。