岸田氏出馬会見

(4)「デジタル田園都市構想で成長」

宏池会総会後、会見する岸田文雄政調会長(左)=1日午後、東京・永田町(三尾郁恵撮影)
宏池会総会後、会見する岸田文雄政調会長(左)=1日午後、東京・永田町(三尾郁恵撮影)

 --成長戦略についてはどう考えるか

 「おっしゃるように、アベノミクスは『三本の矢』と言いながら、実際は一本目の矢と二本目の矢を中心に経済政策が進められてきた。こういうことでありました。マイナス金利をはじめとする金融政策、そして思い切った財政出動、これがエンジンとなって経済を進めてきた。こういったことは間違いないと思います。

 ただ、マイナス金利、これ以上の深堀りはできない。金融緩和、これ以上はどうだろうか、こういった議論がある。実際に弊害として地方の金融機関をはじめ、さまざまなところで問題がある。

 厳しい日本の財政状況の中で、今回のコロナウイルス対策でさらなる財政出動が求められている。こういった状況ですから、財政出動についてもどこまでできるのか。こういった状況にあるとは思っている。ただ、金融政策も財政政策も市場に織り込み済みですので、これを変えるとか、触るとかいうことになると別の弊害になるので、基本的なスタンスは大事にしながらもまさに、三本目の成長戦略、これを思い切って進めないと経済の持続可能性は維持できないんじゃないか、こういった問題意識を持っています。

 そしてこれからの経済の成長を考えた場合に、なんと言ってもエンジンであるのは『21世紀の石油』といわれるビッグデータであったり、5G(第5世代移動通信システム)であったり、最新の技術になるのではないか、こう思います。

 このビッグデータと、最新の技術、これにこの教育を結びつけることによって遠隔教育であるとか、技術に医療を結びつけることで遠隔医療とか、こうした組み合わせで、(小型無人機)ドローン宅配とか自動運転とか、スマート農林水産業とか、さまざまな成長戦略を考えていくことができる。