府立の「いちりつ高校」誕生へ…大阪、移管に伴い 

校名が変更されることになる大阪市立高校。新しい校名は「大阪府立いちりつ高校」=31日、大阪府枚方市(前川純一郎撮影)
校名が変更されることになる大阪市立高校。新しい校名は「大阪府立いちりつ高校」=31日、大阪府枚方市(前川純一郎撮影)

 大阪市教育委員会の所管でありながら、大阪府枚方(ひらかた)市に所在する「大阪市立(しりつ)高校」について、府教育庁は31日、「府立いちりつ高校」とする校名案を府教育委員会会議で提示した。令和4年に同校が府に移管されることに伴う措置で、「府立大阪市立高校」とする案も出たが、愛称の「いちりつ(市立)」を残す形となった。

 同校は昭和16年、大阪市内に開校したが、高等教育機関を望む枚方町(現枚方市)の誘致で18年に移転。所在地と運営自治体が異なるねじれ現象を生んだ。近年の大阪市民の生徒割合は全体の15%ほど。改称の検討もあったが、長年「いちりつ」の愛称で親しまれてきた。

 府と大阪市は二重行政解消の取り組みの一環として、市立の21校を府へ移管する準備を進めている。移管後の校名はおおむね現校名を踏襲するが、大阪市立高については同校の意向を踏まえ協議していた。

 卒業生や在校生らに新たな校名を募ったところ、愛称の発音を残してほしいという意見が最も多かったという。校名案は9月府議会で決定する。