池江1年7カ月ぶり実戦復帰 特別水泳大会、自己記録2秒遅れも目標クリア

試合前にプールで練習する池江璃花子=29日、東京辰巳国際水泳場(代表撮影)
試合前にプールで練習する池江璃花子=29日、東京辰巳国際水泳場(代表撮影)

 白血病で長期休養をしていた競泳女子の池江璃花子選手(20、ルネサンス)が29日、東京都特別水泳大会で女子50メートル自由形に出場し、約1年7カ月ぶりとなる実戦復帰を果たした。自身が持つ日本記録(24秒21)から2秒11遅れの、26秒32で泳いだ。

 池江選手は大会前日の28日、今大会に向けて「この数カ月間練習してきた今の自分の実力を確認する場と考えています。目標はインカレ(10月開催予定、日本学生選手権)の参加標準記録、26秒8を切ることです」とコメントを発表していた。

 池江選手は昨年2月に病が発覚し、約10カ月の闘病を経て同12月に退院。2024年パリ五輪でのメダル獲得を目標に掲げ、今年3月にプール練習を再開した。7月上旬に練習を公開した際には「日に日に力がついてきていると感じる。泳力的には自分の中1から中2の時くらいまで戻りつつある」と話していた。

 現在、日本大2年生で、インカレ出場を目指している。

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