茨城・つくばみらい市に産婦人科、県内10年ぶり開業へ 市が補助金制度で誘致

 補助金制度を設けて産婦人科の誘致を進めている茨城県つくばみらい市で令和4年6月ごろ、産婦人科の診療所が開業する。妊娠、出産だけでなく、女性の乳がん診療などにも対応したい考え。同市によると、県内で新しく産婦人科の診療所が開業するのは平成22年以来10年ぶりだという。(谷島英里子)

 21日に同市役所で開かれた記者会見で、小田川浩市長は診療所を開業する医療法人修英会の遠藤勝英理事長に補助金の決定通知書を手渡した。

 市には産婦人科の医療施設がなく、市民は隣接するつくば市や龍ケ崎市、取手市などの産婦人科を利用しているのが実情だ。つくばみらい市は安心して子供を産み育てることができる環境を整備するため、今年度から開業にかかる用地取得などに充てられる最大5千万円の補助金制度を創設。筑西市内で産婦人科や子供クリニックなどを運営する修英会が申請し、交付が決まった。

 同市富士見ケ丘に開業する産婦人科は、つくばエクスプレスのみらい平駅から約1キロの場所に位置する。土地面積は約6千平方メートルで、ベッド数は約12床を予定しているという。

 小田川市長は「産婦人科の開業が、子育てを控えるお母さんにとって非常に安心感になると期待する。生まれて育っていく子供のため愛着を持って住んでもらえるような街にしていきたい」とあいさつ。遠藤理事長は「安全安心なお産で、きめ細かな医療を展開していく」と話していた。

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