再活性化へ「アオハルショップ」CF整備、大阪・生野の商店街で今秋スタート

フェンスで囲まれた内側が、整備される空き地=大阪市生野区の生野本通中央商店街
フェンスで囲まれた内側が、整備される空き地=大阪市生野区の生野本通中央商店街

 高校生をはじめとする若者たちが、イベント的な出店ができるフリースペースを大阪市生野区の商店街の空き地に整備する計画を立て、インターネットで資金を募る「クラウドファンディング(CF)」での支援を呼びかけている。若者の夢を後押ししながら商店街の活性化を図るのが狙い。関係者は「若い人たちの自由な発想で商店街を盛り上げてほしい」と話している。

 これまでもさまざまな形で活性化に取り組んでいる生野本通中央商店街の商店主や協力している学校関係者らによる計画。「いくの『#アオハルプロジェクト』」と名付け、同商店街にある空き地で商品販売イベントなどができる「アオハルショップ」を展開する。名付け親はプロジェクトメンバーの高校生。「青春をかけたプロジェクト」という意味を込めた上で「青春」を訓読みした。

 プロジェクトを立ち上げたのは今年1月だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で出鼻をくじかれた。しかし、「こんなときこそ子どもに笑顔を!」と、緊急事態宣言解除後の6月1日からCFをスタート。寄付の返礼品には「アオハルショップ出店権利」もあり、同商店街で商売をしたい場合は寄付者にもメリットがある仕組みとなっている。

 CFの期間は31日まで。目標額は270万円だが、CF成立要件の50万円はすでに達成しており、9月1日から空き地の整備工事を始める。完成後のイベントも一部決まっており、10月24日などに小学生と高校生による「子ども一日店長」を開催する予定。希望する小学生は、9月20日までに申し込めば参加することができる。

 同商店街は、JR大阪環状線寺田町駅から南東約250メートルに立地。近くの住民らが日常の買い物をする商店街だが、近年は後継者不足などでシャッターを下ろす店舗が増えている。

 再活性化を目指す若手商店主らは6年ほど前から、利用客ら地域を巻き込んで「商・学・地域連携」の参加交流型イベントを展開。毎月第4金、土曜の「ワンコインセール」、近くの生野工業高校による「ものづくり体験会」、大阪ビジネスフロンティア高校の生徒と小学生が売り上げを競う「子どもお店バトル」などで、盛り上げをはかっている。

 これまでの活動について同商店街振興組合の進藤成一理事長(70)は「子供を対象にしたイベントが多いのは、子供たちにお金の大切さを知ってもらいたいことに加え、ファミリーで足を運んでもらいたいから」と説明。「#アオハルプロジェクト」には「商店街ファンを増やし、できれば商店街から起業家が現れてくれれば」と期待している。問い合わせは「福助堂」(06・6717・8205)。