咲洲庁舎内ホテルと契約解除 大阪府、賃料滞納で

大阪府の咲洲庁舎=大阪市住之江区
大阪府の咲洲庁舎=大阪市住之江区

 大阪湾の人工島・咲洲に立つ大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区)で昨年1月に開業した「さきしまコスモタワーホテル」に対し、府が賃料滞納などを理由に施設の賃貸借契約を解除したことが24日、分かった。府はフロアの明け渡しや滞納金の支払いなどを求め、近く訴訟を起こす方針だ。

 庁舎は55階建ての超高層ビル。ホテルは10~17階部分で263室を提供している。府によると、滞納金は月3500万円の賃料や光熱水費などを合わせて約3億2千万円。運営会社との話し合いは継続しているが、支払いの合意には至っていない。

 運営会社によると、賃料は昨年10月から滞納している。昨年は中国人観光客や修学旅行生が多く利用していたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で宿泊客が激減。直近の稼働率は10%程度に低迷していた。

 咲洲庁舎は元々、大阪市の第三セクターが約1200億円かけて建設したが経営が破綻。府が85億円をかけて平成22年に購入した。

会員限定記事会員サービス詳細