チョウザメ釣れた?! 宮崎・大淀川、大雨で養殖場「脱走」か

山元隆之さんが大淀川で釣ったチョウザメ=宮崎市(山元さん提供)
山元隆之さんが大淀川で釣ったチョウザメ=宮崎市(山元さん提供)

 宮崎県の1級河川、大淀川でチョウザメが釣れると話題になっている。県がこのほど生息を確認した。塩漬けにした卵は「世界三大珍味」の高級食材のキャビアになる。県内では養殖が盛んなことから、県の担当者は「7月の大雨で養殖場から逃げ出した可能性もある」とみて調査している。

 県によると、最近になり、釣り人から「川でチョウザメが釣れた」との報告が相次いでいた。種類は「シベリアチョウザメ」で体長は70~80センチ、生後3年ほどで、卵は持っていない。大淀川上流方面に養殖場があるという。

 確認した複数のチョウザメはいずれも体長が同じサイズのため、川で繁殖はしていないとみられる。カニやエビを好んで食べるとされ「現段階で生態系への影響はない」としている。ただ、複数回釣り上げたという山元隆之さん(47)は「チョウザメが現れてからウナギが取れなくなっている」と話す。今後、県は地元漁協と協力し影響を調べる。

 県内では昭和58年からキャビア作りに着手。平成16年に完全養殖に成功した。生後7~8年で卵を産む。民間での養殖が盛んになっており、香港や台湾、米国など国外に輸出する。ある業者は20グラムを1万円ほどで販売している。

会員限定記事会員サービス詳細