食べて猛暑乗り切って 神鍋スイカ収穫続く 兵庫

特産の「神鍋スイカ」を収穫する地元農家の北村哲三さん(左)ら=豊岡市日高町
特産の「神鍋スイカ」を収穫する地元農家の北村哲三さん(左)ら=豊岡市日高町

 豊岡市日高町の神鍋高原で、特産の「神鍋スイカ」の収穫が終盤を迎えた。今年は梅雨の長雨で収穫量が激減。それでも、暑い日が続いたことで成長が持ち直し、今月末まで収穫が続くという。

 同高原は標高約400メートル。昼夜の温度差もあって、スイカの甘みが増す。現在は約10戸の生産農家が栽培に取り組み、地元の道の駅「神鍋高原」に持ち込んで販売している。

 今年は7月末から収穫が始まり、今月中頃にピークを迎えたが、全体の収量は昨年のほぼ半分に落ち込んだ。それでも連日の猛暑でニーズが高まり、神鍋スイカの人気は上々。道の駅で店頭に並ぶと、立ち寄った観光客が次々と買い求め、すぐに完売するという。

 農家の北村哲三さん(71)は、約80アールで神鍋スイカを生産。21日も朝から家族で畑に出て、傷みのないスイカを1個ずつ根元から丁寧に切り離し、ラグビーボール型のスイカを軽トラックの荷台いっぱいに収穫していた。

 北村さんは「今年はコロナ禍で高原の団体客が大きく落ち込み、まとまった注文がないのが残念」としながら、「数は少ないが甘さは上々です」と話した。

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 道の駅「神鍋高原」は23日に、来場者に神鍋スイカを振る舞い、特売するイベントを実施する。例年はこの時期に「スイカまつり」を開催しているが、今年はコロナ禍のため大規模なまつりは中止とし、代わってイベントを企画した。

 当日は午前10時からスイカを振る舞う(なくなり次第終了)ほか、同11時からM~2Lサイズのスイカ約100玉を市価よりも安く販売する。

 問い合わせは道の駅(0796・45・1331)。

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