ロボットで金魚すくい 大和郡山で体験イベント

 全国有数の金魚の産地として知られる大和郡山市で22、23の両日、「ロボット金魚すくい」の体験会が開かれる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、毎年8月に開かれる夏の風物詩「全国金魚すくい選手権大会」が中止に。そこで、遠隔操作ができるロボットを用い、金魚すくいを楽しんでもらおうと企画された。

 ITを活用し、まちの魅力再発見を目指す任意活動団体「CODE for YAMATOKORIYAMA」が主催。体験してもらうのは、操作盤でポイを上下左右に動かして金魚をすくう、いわば「UFOキャッチャー」のような仕組みのロボットだ。他に、水圧式や電動式のアームですくい上げるタイプも用意するという。

 体験会は、同市のやなぎまち商店街にあるレンタルスペース「柳花簾(りゅうかれん)」で、午前11時~午後5時(23日は午後4時まで)に開催される。参加無料。

 金魚すくいロボットを制作した奥田英利さん(51)は「市内に設置されている水槽をモニターに映し出し、パソコンやスマートフォンでも金魚すくいが楽しめるようにしたい」と話している。

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