関電、来年1月以降に原発2基再稼働へ 美浜3号機など国内初の40年超運転に

 関西電力は21日、運転開始から40年以上が経過した美浜原発3号機(福井県美浜町)と高浜原発1号機(同県高浜町)を、早ければ来年1月と3月ごろにそれぞれ再稼働する方針を示した。同日、原子力規制委員会に提出した書面で明らかにした。再稼働が実現すれば東京電力福島第1原発事故後「原則40年」のルールができて以降国内初となる。

 ただ、地元自治体の同意が必要で、関電役員らの金品受領問題の影響があるなか、具体的な見通しは立っていない。

 美浜3号機は平成23年5月、高浜1号機は同年1月に稼働停止。28年に規制委が最長20年の延長運転を認可し、関電は運転に必要な安全対策工事などを進めていた。当初は高浜1号機で昨年9月、美浜3号機で今年2月の再稼働を目指したが、工事内容の見直しや労災事故が相次いだことから工期を延長し、再稼働時期も今回で3度目の延期となった。

 また新規制基準で新たに設置が義務づけられたテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の設置期限が高浜1号機で来年6月、美浜3号機で同10月に迫っており、その時点で設置が完了していない場合は運転を停止しなければならない。

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