米大統領選

「誇りある黒人」 母が育てた野心家ハリス氏

 その後、サンフランシスコ地方検事の下で職を得たハリス氏は、少女売春事件の摘発で更生保護に力を入れ、再犯率の低下につなげた。2003年、黒人女性として初のサンフランシスコ地方検事に選ばれた。厳罰姿勢で在任中、有罪率は52%から67%に上昇した。一方で警察官殺しの容疑者に死刑を求刑せず、警察組合から批判された。

 10年に黒人女性として初の同州司法長官に当選。サブプライム住宅ローン危機で金融機関と渡り合い、デラウェア州の司法長官だったバイデン氏の長男、故ボー氏と協力。住宅を差し押さえられた州民を救済する補償の確保を実現した。

 資産家の弁護士、エムホフ氏と結婚後、17年に黒人女性で2人目、インド系で初の上院議員となった。現政権を厳しく追及し、トランプ大統領に「嫌な女だ」と言わしめた。バイデン氏とのコンビでトランプ氏を倒せば、女性としても、黒人、アジア系としても初の副大統領になる。