高校普通科再編 コロナ後もオンライン授業 中教審部会が中間骨子案

 文部科学相の諮問機関である中央教育審議会の新時代に向けた初等中等教育の在り方を議論している特別部会は20日の会合で、現行の高校普通科を再編し、新たに2学科を加える案などを盛り込んだ中間まとめの骨子案を提示した。

 今後、議論を重ねて10月に中間まとめを示し、関係団体からの意見聴取などを経て、今年度内を目途に中教審総会で答申として取りまとめられる予定。

 骨子案では幼児教育、義務教育、高校教育など9つの観点ごとに課題やその対応策が明記された。

 高校普通科の再編では、高校生の学習意欲が低下傾向にあることを懸念し、全体の約7割が通う普通科について「各校がそれぞれ特色化・魅力化に取り組むこと」の必要性を指摘。主にはSDGs(持続可能な開発目標)など教科の枠を超えた現代的な課題に取り組む学科と、地域社会の問題に取り組む学科の新設を提言した。文科省は早くて令和4年春の導入を目指す。

 オンラインをはじめとする遠隔授業をめぐっては、新型コロナウイルス終息後も対面指導に加え、「教師が家庭や地域社会と連携した遠隔・オンライン教育を使いこなすこと」を要請。双方を融合させた授業づくりの推進などを提案した。

 小学校高学年から教科担任制を本格導入することも提言。英語、理科、算数の3教科で優先的に導入するとした。また、中学教員が小学校でも勤務することを視野に、大学の教職課程で小中学校両方の教員免許を取得しやすいよう、両課程の単位を取得できる共通科目の開設を認める特例措置の実施も盛り込まれた。