川崎、猛攻5ゴールでC大阪の堅守崩す

【サッカーJ1川崎対C大阪】後半、チーム5点目となるゴールを決め、三笘薫(右)と喜び合うレアンドロダミアン=等々力陸上競技場(撮影・蔵賢斗)
【サッカーJ1川崎対C大阪】後半、チーム5点目となるゴールを決め、三笘薫(右)と喜び合うレアンドロダミアン=等々力陸上競技場(撮影・蔵賢斗)

 19日に行われたサッカーの明治安田生命J1リーグで、川崎がC大阪を5-2で圧倒した。

 セットプレーと効果的な交代策で、川崎がC大阪の堅守を崩した。「1点でも多く取りに行く姿勢が結果につながった」。3点目を奪った小林は大量5得点の快勝に白い歯を見せた。

 脇坂のFKで勢いに乗った。0-1で迎えた前半21分、相手ペナルティーエリア左角から右足で放った軌道は、壁を越え、相手GKの指先をかすめてネットを揺らした。今季34得点のうち9点がCKやFKから。「相手GKは味方に合わせると思っていたはず」。セットプレーのキッカーを担う背番号8は納得の表情を浮かべた。

 後半は巧みに選手を入れ替えた。川崎はJ1で唯一全試合で交代枠「5」をフル活用している。3-2とされた後に投入された三笘は後半30分、小林とのパス交換から相手の股下を抜いて4点目を挙げた。2分後には同じく途中出場のレアンドロダミアンがこぼれ球を押し込んだ。厚い選手層を生かし、フレッシュな選手がとどめを刺した。

 J1の連勝記録を10に伸ばした。満たされた様子はない。「一泡吹かせようとどの相手も来る。その状況を楽しみたい」と鬼木監督。ゴールの山を築き、連勝の数字を伸ばしていく。(五十嵐一)

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