ビル・クリントン氏「責任取らず不適格」 コロナ対策でトランプ氏を痛烈批判 

18日、オンラインの米民主党大会で話すクリントン元大統領(ロイター=共同)
18日、オンラインの米民主党大会で話すクリントン元大統領(ロイター=共同)

 【ニューヨーク=上塚真由】米民主党全国大会で18日、ビル・クリントン元大統領が演説し、トランプ大統領の新型コロナウイルス対策をめぐる対応を「責任を決して取ろうとしない」と述べ指導者として不適格だと非難、政権奪還に向けた結束を呼びかけた。

 党員集会の常連であるクリントン氏はこの日、事前収録された約5分の短い演説を披露。存在感は薄かったが、演説の大半をトランプ氏への批判にあて「(危機に対する)司令部であるべき大統領執務室が嵐の中心となり、混乱をまき散らしている」と指弾した。

 一方、95歳のジミー・カーター元大統領も音声で登場。バイデン前副大統領について「数十年来の忠実な友人」とし、「正直さと威厳の重要性を理解している。かつてないほど、われわれが求めていることだ」と支持を訴えた。

 大統領経験者といった党の重鎮だけでなく、党内の若手政治家ら17人に焦点を当てたビデオ映像を流し、世代交代の見通しを演出した。そのうちの一人、2018年の南部ジョージア州知事選で初の女性知事を目指し、接戦を展開したステイシー・エイブラムス氏は「臆病者の大統領に対し、バイデン氏は実績のある勇敢な男だ」と語った。

 一方、民主党急進左派の新星、アレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員は、サンダース上院議員の応援演説のみで登場。高い知名度に反して重要な役割は任されず、党大会が左派色を薄めている側面も浮き彫りとなった。

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