河井夫妻、初公判は25日 公選法違反事件、12月までに期日55回指定

 河井克行被告、河井案里被告
 河井克行被告、河井案里被告

昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、東京地裁(高橋康明裁判長)は17日、公選法違反の罪で起訴された前法相の衆院議員、河井克行被告(57)と妻の参院議員、案里被告(46)の初公判を今月25日に指定した。

地裁は初公判や証拠調べなどの公判期日を12月18日までに計55回指定した。現金を受け取ったとされる市議や県議、後援会関係者など相当数の証人尋問が行われる見通し。その後、検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論を経て、判決が言い渡される。

公選法の規定で、公判は起訴から100日以内に判決を言い渡すよう努める「百日裁判」の対象となっている。本来なら10月中旬が判決となるが、証人が多数に上ることなどから、12月まで証拠調べに費やされる見通しとなった。ある検察幹部は「1日に2、3人の証人尋問を行い、少しでも早く判決を確定させなければならない」と話す。

起訴状によると、克行被告は昨年3月下旬~8月上旬、参院選で案里被告を当選させるため、票の取りまとめを依頼した報酬などとして、地元議員ら100人に計約2900万円を渡したとしている。案里被告もうち5人分の計170万円分を克行被告と共謀して渡すなどしたとしている。

関係者によると、克行被告は現金配布の大半を認めた上で「買収の意図はない」などとして、案里被告とともに、起訴内容を否認しているという。

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