聯合ニュースは15日、米韓両軍が16日から始める予定の合同指揮所演習について、参加予定だった陸軍幹部の新型コロナウイルス感染が確認されたため、延期を決めたと報じた。18日開始の予定としているが、韓国首都圏で感染が急増しており、さらに延期する可能性もある。
聯合によると、この幹部と接触した約70人を検査した結果、感染は確認されていない。今後、検査対象を拡大する方針。
韓国政府によると、1日当たりの新規感染確認者数は14日以降、100人超となっており、保健当局が防疫措置を強化している。
同様の演習は3月にも予定されていたが、新型コロナの影響に加え、演習の実施に強く反発する北朝鮮への対応を念頭に延期され、事実上の中止となっていた。
今回予定されている演習も、新型コロナのために米本土からの大規模な兵力の移動が困難となり、当初から規模を縮小して実施する方針だった。(共同)