栗山監督が節目の600勝 エースと4番がプレゼント

【プロ野球 ロッテ対日本ハム】通算600勝をあげ、記念ボードを手にする日本ハム・栗山英樹監督=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム (撮影・戸加里真司)
【プロ野球 ロッテ対日本ハム】通算600勝をあげ、記念ボードを手にする日本ハム・栗山英樹監督=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム (撮影・戸加里真司)

 選手からの祝福を少し照れくさそうに受けた。日本ハムの栗山監督が15日のロッテ戦で監督通算600勝を達成。「縁があって、過去も含め最高の選手たちに出会えて、600回喜べたのは誇り」と感謝した。

 力を信じて育てたエースと4番が仕事をした。先発の有原は7回4安打無失点、毎回の9奪三振の好投。「直球で押していった。相手を差し込むことができた」と有原。最速150キロの力強い直球をテンポよく投げ、チェンジアップも要所で決まった。

 昨季は、15勝を挙げて最多勝を獲得した右腕は今季まだ2勝。「1年目から悪いときもずっと使ってくれた。もっともっと勝って恩返しができるように頑張りたい」と誓った。

 4番の中田は、1本塁打を含む2安打3打点の活躍。指揮官は「日本の4番」に育てるとの信念で起用してきた。今季はリーグ単独トップの16本塁打と期待に応えている。

 チームは連敗を2でストップ。「(有原は)信じて待っていた。(中田は)良い本塁打だった」と指揮官。自身の600勝より、選手の活躍を誰よりも喜んだ。(神田さやか)

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