8月15日靖国神社ドキュメント

(5完)デモで周辺は一時騒然、閉門間際も参拝客絶えず

【終戦の日】靖国神社に参拝に訪れた人たち=15日午後、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)
【終戦の日】靖国神社に参拝に訪れた人たち=15日午後、東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

【午後4時半ごろ】靖国神社近くの九段下駅周辺ではこの日、戦争や世相をめぐる演説やビラ配りが行われ、警備に当たる警視庁の捜査員らが警戒を強めていた。

夕刻になると、神保町駅付近で、靖国通りを練り歩いて靖国神社を目指すデモ団体の行進が始まった。沿道の交差点は一時封鎖され、拡声器を使ったシュプレヒコールが上がった。主張が対立する団体同士が道沿いですれ違う際には罵声を浴びせあうなど、周囲は騒然となった。

【午後6時過ぎ】日が傾くころには幾分涼しくなり、警察による周囲のデモ警戒も解かれた。参拝に向かう人の数もやや減り、鳥居の下で一礼して去る人の数が増えた。それでも、警備員らが「間もなく閉門します」と告げた後も、祈りをささげようと境内へ駆け込む親子連れの姿が見られた。

ほどなく参拝は締め切られ、神社に3つあるうち、2つの門扉が閉められた。靖国神社は本来の静けさを取り戻し、せみ時雨だけが響き渡っていた。

萩生田光一文部科学相ら午前中に参拝した4閣僚以外の閣僚参拝はなかった。

会員限定記事会員サービス詳細