世界陸連が五輪マラソンのコースを評価 1年前調査「完璧だ」

 東京五輪マラソン・競歩会場の札幌市で始まった「実地検証」。大会組織委の森泰夫大会運営局次長(左から2人目)らが気温や風速を調べた=6日午後(代表撮影)
 東京五輪マラソン・競歩会場の札幌市で始まった「実地検証」。大会組織委の森泰夫大会運営局次長(左から2人目)らが気温や風速を調べた=6日午後(代表撮影)

 世界陸連は12日、東京五輪のマラソン実施日の1年前に合わせて8日に行った医事委員会のメンバー2人による札幌市での現地調査について「来年同じ条件で行われるならば、選手は素晴らしいレースができるだろう」との評価を発表した。

 調査は、電動自転車に計測器具を装着して実施。気温、湿度や空気中の汚染物質などの量を測定。熱中症の危険度を示す「暑さ指数」は平均16・4度、最大でも17度で、同委員会のメンバーは「完璧だ」とした。空気の汚染状況は、交通規制を行っていない条件下で「世界保健機関(WHO)の示す基準を下回った」と述べた。今後さらに詳しい分析を進める。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細