鉄道乗客、宣言解除で5月は持ち直し

ゴールデンウイークは、マスク姿で乗り込む利用客が目立った=5月6日、JR新大阪駅(渡辺恭晃撮影)
ゴールデンウイークは、マスク姿で乗り込む利用客が目立った=5月6日、JR新大阪駅(渡辺恭晃撮影)

 国土交通省は12日、今年5月の鉄道輸送統計月報を発表した。全国の鉄道やモノレールなどの乗客は計11億7715万9000人で、前年同月比は46・8%減だった。昭和62年4月の統計開始以来、過去最低だった今年4月の約11億6152万人から1500万人余り増加した。

 新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、4月に発令された政府の緊急事態宣言は5月14日以降に順次解除。記録的な少なさだった4月からわずかに持ち直した形だ。

 国交省によると、乗客数と移動距離を掛け合わせ、輸送の規模を表す「旅客人キロ」は過去最低の165億9015万5000人キロで前年同月比56・2%減。5月は都道府県をまたぐ移動の解禁前で、長距離旅行が少なかったためとみられる。

 5月の乗客の内訳は、JR旅客各社が前年同月比45・4%減で4億5550万9000人。うち新幹線は78・9%減の655万人だった。