巨人の坂本と丸、トンネル抜ける猛打賞

【プロ野球巨人対ヤクルト】6回 本塁打を放つ巨人・坂本勇人=東京ドーム(撮影・中井誠)
【プロ野球巨人対ヤクルト】6回 本塁打を放つ巨人・坂本勇人=東京ドーム(撮影・中井誠)

 巨人が12日、ヤクルトを下した。

 悩める主軸2人がトンネルを抜けた。巨人は今季初の1番に入った坂本が20打席ぶりに快音を響かせ、移籍2年目で初めて6番を務めた丸は26打席ぶりに安打。5試合連続5安打以下だった打線も12安打と活性化、菅野の自身初となる開幕7連勝を援護した。

 坂本はうっぷんを一気にはき出した。二回2死二塁で、甘いスライダーに体を鋭く回転させる。打球は瞬く間に左翼席に入り、20打席ぶりの安打が8号2ランとなった。「1本出てよかった」と安堵(あんど)すると、六回は「いい意味で力が抜けてスイングできた」と9号ソロも打ち、今季初の1試合2本塁打。七回にも安打を放った。丸も五回の中前打から3打席連続安打。ともに3安打の固め打ちで、復調へきっかけをつかんだ。

 昨季セ・リーグ制覇の立役者だった2人は、今季も主に2番と3番を務めてきたが、試合前までそろって打率が2割2分台に沈んでいた。シーズンも3分の1を過ぎ、原監督は坂本を1番に、丸を重圧の少ない6番に配置転換。早速結果につながり、指揮官は「いい意味で刺激になったのではないか」と笑った。

 これがベストではない。原監督は「うちの看板選手だから、正常に戻ったときはそうなると思う」と、復調すれば2番と3番にする考えだ。2人がもう一度、不動の中軸に戻ったとき、チームはさらに強力になる。(小川寛太)

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