予選1位の楢崎智 約半年ぶり大会、無観客も「楽しかった」

準決勝進出を決めた楢崎智亜=岩手県営スポーツクライミング競技場
準決勝進出を決めた楢崎智亜=岩手県営スポーツクライミング競技場

 約半年ぶりの試合開催に心を躍らせた。スポーツクライミングで到達した高さを競うリードのジャパンカップ予選を1位通過した楢崎智は「久しぶりの大会だった割には冷静に登れた。率直に楽しかった」と振り返った。

 雨が降りしきる悪条件の中、2課題(コース)を1完登するなど安定した強さを見せた。リードは持久力が必要な種目。自粛期間中は、休憩するポイントを増やし、メリハリをつける練習を行ってきた。「回復する場所でしっかり回復できた。持久力の面で、すごく成長を感じた」と手応えを口にした。大会は無観客で開催され、軽快な音楽も流れなかった。「応援がないのは普段とは違ったが、自分らしく行けたかなと思う」。久しぶりの大会のブランクを感じさせなかった。

 スポーツクライミングはリードのほか、ボルダリング、スピードの複合で実施される。世界のライバルはリードを得意とする選手が多い。「リードが一番、順位を下げる可能性が高い種目だと思っているので、もっと強化しなければならない。ここでしっかりと勝って自信をつけたい」。東京五輪の頂点に向けて再び動き出した。

(神田さやか)

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