長崎 平和のキャンドル点灯

被爆から75年の長崎「原爆の日」を翌日に控え、爆心地近くの平和公園にキャンドルのあかりが灯された=8日午後、長崎市(寺口純平撮影)
被爆から75年の長崎「原爆の日」を翌日に控え、爆心地近くの平和公園にキャンドルのあかりが灯された=8日午後、長崎市(寺口純平撮影)

 長崎は9日、米国による原爆投下から75年となった。長崎市松山町の平和公園で平和祈念式典が営まれ、投下時刻の午前11時2分に黙祷。式典は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、田上富久市長が平和宣言で、核軍縮に逆行する国際情勢に危機感を表明する。会場では8日夜、市民らが核兵器廃絶を願い、手作りのキャンドルを点灯した。

 「世界を平和に」「核廃絶」。平和公園にある「平和の泉」周辺には、小中学生らが願いを書き込んだキャンドル約4500個が並び、辺りを優しく照らした。

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